2002年10月

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今日の午前中はフッターライステン(ライニング)の形をだしていく作業の続きをしました。
午後はこの間輪郭をだしたネックの幅をバンドソーで大まかにだし、シュネッケ(スクロール)部の加工をしました。
始めはノコギリで大まかに切り出していくのですが、決して刃を入れすぎてはいけないので注意深く切り込んでいきました。

zouge-ana
今日は弓のチップの交換の続き、弓の革の巻き直し、毛替えの下準備などをしました。
弓のチップは昨日接着(上の写真のように接着時には、後でクサビ穴をあけるきっかけとなる穴をボール盤であけておきます)したものを弓本体を傷つけないようにして弓のラインに合わせて削りました。
下の写真は弓に革をニカワ付けしたところです。フロッシュを一番緩めた時の位置に合わせて革を巻きます。
kawamaki

yumi-kusabiana
今日は昨日のチップ交換の続きをしました。予めあけておいたボール盤の穴をもとにクサビ穴の加工と弓先端部の加工をしました。
今回使ったチップは牛骨ではなく象牙チップでした。実際削ってみると、親方が以前言っていたような「象牙ならではの程良い柔らかさと粘りけ」のようなものがあることが分かりました。
牛骨の場合下手するとポロポロと崩れてしまったりするのですが、象牙はその点崩れにくく少し加工がしやすいように思いました。
だだ、もろい素材に変わりはないので慎重に削っていかなくてはならないのですが。

neck-tate
今日はシュネッケの2回り目の荒削りをしました。
1回り目同様、まず大まかにノコギリでおとしていきました。大まかにと言っても注意してやらない(一カ所だけを見てる)と渦巻きの外側を傷つけかねない作業です。
その後は、ノミや豆ガンナなどを使って形をだしていきました。