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スパイラル・ブッシング
2015年06月01日(月)
古いスズキのヴァイオリン。オールドテーパーのペグ穴を修正するために、スパイラル・ブッシングを施しました。
ペグの位置や太さなどに大幅な修正が必要な時には、一度ペグ穴全体を埋めて一から穴を開け直すブッシングが一般的ですが、比較的修正の内容がわずかで良い場合などには、スパイラル・ブッシングと呼ばれる処置をする事があります。
文字通り、薄くスライスした木材(今回はナシ材を使用)をスパイラル状に巻き圧着してテーパーのついた筒状のブッシング材を作成し、それを元あるペグ穴に取り付けるというタイプのブッシング修理です。
ペグ穴の部分から割れが発生した楽器などにも補強として入れられる事もあります。