音叉のケースを夫婦で作りました。

2025年06月22日(日)

工房から、新作商品のご紹介です。

ヴァイオリン工房をやっている僕と、職場で革のミシン縫製に25年以上携わってきた妻。今回はじめて夫婦でひとつのものづくりに挑戦しました。

その第一弾が、この音叉(おんさ)ケースです。

きっかけは、なかなか心から良いなと思える市販品に出会えなかったこと。

無ければ、自分たちで作ってみようか ––– そんな一言から始まりました。

妻が縫製を、私は革の裁断や削ぎ・コバの処理を担当。

革の風合いと仕立てを吟味しながら、9色それぞれに表情の異なるケースが生まれました。

そして、実は、ちょっとした遊び心も詰め込んでいます。

「ヴァイオリン工房が作る音叉ケースだから、寸法の比を五度調弦にちなんで2:3にしよう!」と妄想気味な僕が言うと、「ふ〜ん」と妻がガガガっとミシンでかたちにしてみてくれる ––– そんなやり取りも、楽しみながら作りました。

音叉は小さな道具ですが、音楽のはじまりを支える大切な存在。

だからこそ、手にしたときにふっと気持ちがほぐれるような

“音の入口” にふさわしいケースを目指しました。

ぜひ、お手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。

これが、わたしたちの “初・共作” となります。

販売は桐生の工房かウェブショップで

https://itoviolin.thebase.in

442Hz、415Hz、440Hz、441Hz、443Hz、445Hz、523.3Hz からお選びいただけます。