2007年8月
エフ孔付近の加工を仕上げ、バスバーを接着し終えた新作ヴァイオリンの今日はバスバーの形成と仕上げ、最終的な厚み出しを終えた裏板の本接着、それから、ヴァイオリン弓の毛替えなどをしました。
裏板の接着が終わりましたので、いよいよフォルム(内枠型)を外します。
今日は、チェロの指板の反りの削り直し、チェロ弓の毛替え、新作ヴァイオリンのサドル(ウンターザッテル、下駒)の加工、ネック入れ作業などをしました。
新作ヴァイオリンの方はバスバー接着後写真が抜けてしまいましたが、楽器の内部の加工を仕上げ、ボディーを箱にしランド・エッケなどを仕上げたところで今日のサドルやネックの作業になります。
今日は、指板剥がれのヴァイオリンの修理、ヴァイオリン弓の毛替え、駒の高さ・ナット(オーバーザッテル)の溝調整、セットアップ楽器の指板削り・ペグ入れ仕上げ、新作ヴァイオリンのネックシェイプの加工などをしました。
僕の製作法ではネックを接着する前にネックグリップの加工を仕上げます。今日は白木を一度毛羽立たせるために軽く水でしめらせて終わり。
明日は最終仕上げをやって接着しよう。
今日は、ネックとボディーを接着した新作ヴァイオリンのボタン部の加工の仕上げ、セットアップ楽器のナット作りなどをしました。
新作ヴァイオリンの方は仮に接着してある指板を外し、いよいよニス塗りが始まります。
まだ気が抜けない工程は続きますが、ここが一つ大きな区切りですね。
今日は、新作ヴァイオリンのニス塗り、新しいヴァイオリンとヴィオラ用のフォルム作りなどをしました。
ちなみに、僕の製作法で用いるフォルムは分解可能なものです。
分解式の内枠型を用いる最大のメリットは、製作工程内での側板(横板)部の歪みをできるだけ出さずに最終的な楽器のボディーを形作れるところだと思います。
でもその分、分解式のフォルムを作るのは、より一般的なフォルムを作るのに比べて随分手間がかかります(複数のパーツで組み木状にするんです・・・)。
そういった意味でもフォルムは、作る時には気合いを入れて精度の高いものを作り、毎回の製作過程内でも痛めないように特に大事に扱う道具の一つです。