2001年8月

今日は、自分のツイクリンゲン（スクレーパー）を作りました。この道具は、テールピースの裏彫りをする時などにも使う刃物です。金切りばさみで一枚の板から切り出し、グラインダーで形を整え、最終的に砥石で仕上げていきました。
このように、これから揃えていく道具の中には、まだまだ自分で作らなければならないものがたくさんあります。

今日は、他の形のツイクリンゲンを作りました。ツイクリンゲンには両刃のものと片刃のものがあります。
すぐ下の写真は、両刃のものです。このタイプは、刃とその側面がほぼ直角になっています。

次の写真が、片刃のタイプです。こちらの刃は、ちょうどナイフのように片側に角度がついています。

一見同じような形のものありますが、それぞれ微妙にアールが違うので、ツイクリンゲンはいくつあってもいいくらいだそうです。

今日は、工房にある弓で毛替えの練習をしました。一つ一つの工程での毛のコントロールがとても難しかったです。普段親方が手際よく毛替えをしているのを見ていますが、実際に自分でやってみると、それがどれだけ高度なことをやっているがが分かります。

今日は、シュニッツァーを作りました。前にも２本ほど作ったのですが、また今回２本作っています。シュニッツァーも、いろいろな大きさの物が必要です。
写真の一番下の物は以前作った物で、上の２本が今回作っている物です。