2002年3月
今日の午後は、親方に東京ヴァイオリン製作学校へ連れていってもらいました。そして、親方の師匠でもある無量塔蔵六氏(無量塔親方)にも初めてお会いすることができました。
東京ヴァイオリン製作学校には、生徒さん達が普段作業する部屋、ニス塗りをする部屋、合奏などをする部屋などがあり実際に見学させてもらいました。音楽室(?)にはたくさんの珍しい楽器があり、その中に親方が卒業製作として作ったバリトンもありました。
今日は、チェロのエンドピンの太さを旋盤を使って楽器本体の穴に合わせる作業で、最終的な太さの一歩手前くらいまで削らせてもらいました。
エンドピン交換をする際、このようにエンドピン側を加工するのは、楽器の痛みを最小限に抑えるためなのだそうです。
下の写真は、親方が最終的な太さまで合わせたところのものです。ちなみに、このエンドピンはカーボンファイバー製です。
いよいよ仮工房での仕事をストップ(3/18~4/6は工房を閉めています)して、新しい工房への引っ越しの準備が始まりました。工房の道具や木材の梱包、新しい家への棚の設置などを手伝っています。