2002年2月
今日は、ノミを掛けるための棚を作りました。これは、もう少しで完成する新しい工房で使うためのものです。
今日は、外枠が組上がりました。これにノミが掛かる段を3段ずつ付ける予定です。
それにしても、結構な大きさです。
製作中のノミ掛け棚に、ノミが掛かる部分を取り付けました。
今日は、この部分を作る時に丸ノコ盤を使う作業を手伝いました。機械を使う作業は、あらゆる所に気をつけていないと大変危険です。親方からも、この事は毎回注意を受けます。親方曰く「機械には一生慣れてはいけない」ということです。このことは、これからもずっと肝に命じておかなければなりません。
実際、僕が丸ノコ盤を使ったのはほんの少しなのですが、とても神経を使う作業でした。
組上がった棚に親方とニスを塗りました。
そして、今日それにガラスの引き戸をつけました。このガラス戸は、少しでも湿気やほこりを防げればということで取り付けました。
この棚は、新しい工房の作業机の前の壁に取り付ける予定です。
今日は、ツゲのチェロ・テールピースの裏彫りをしました。
最近はこの裏彫りをする際(特にチェロのもの)、荒削りをルーターを使ってやることが多いです。もちろん仕上げは今までと同じように手で彫ります。
基本的な彫り方ができるようになったら次は作業効率を考えたやり方が必要になってきます。
↑テールピースのこの部分の形も指板と同様に演奏者からもよく見えるところなのだそうです。