2002年6月

今月は１日から１８日の間、車の免許取得のため工房での仕事は休みをいただいていました。その間ホームページの方も更新をストップしていましたが、今日からまた再開したいと思います。

今日は弓の毛替えをやらせてもらいました。実は昨日この弓の毛替えをしたのですが、毛の張りが強すぎたため今日またやり直すことになりました。
毛の張りの強さは、毛を止めるクサビの状態や毛を束ねる糸の結び方などでも随分変わってきます。実際毛替えをするとそれらを微妙にコントロールする難しさを痛感します。

今日の午前中は、ヴァイオリンの駒とオーバーザッテルの調整をやらせてもらいました。駒の高さとオーバーザッテルの溝の深さは楽器の弾きやすさに大きく影響している箇所です。
午後には工房の看板を作り始めました。今日は板をヴァイオリンの形に切り出したのですが、基本的に実際のヴァイオリンの表板や裏板のアウトラインの出し方と同じようにやっています。

先日から作っていた工房の看板ができあがりました。以前も同じような看板を作るのを手伝ったことがあったのですが、今回工房の建て替えとともに作り直しました。
看板にある「WERKSTATT」はドイツ語で工房という意味です。前回作った時はこの文字の部分も木製だったのですが、今回のものは文字が真鍮製になりました。