2003年2月

pegu-ire
今日はヴァイオリンのペグ穴の加工、ペグの長さ合わせ・先端部の仕上げ(断面に丸みをつける)加工などをしました。
ペグ穴は、親方がペグの位置を決めてボール盤で下穴を開けたものをリーマーでペグに合わせていきました。

今日はヴァイオリン弓の巻き革の部分貼り修理、毛替え、チェロ弓の毛替えの下準備などをしました。
弓の巻き革の部分的修理は、革を全部巻き替えるのではなく痛んでしまった部分に上から革を貼るものです。
部分貼りの場合貼る革はごく小さなものですが、長年の間弓の竿自体を痛めない為には、この様な処置をしておくことも大切なようです。

今日はヴァイオリンのテールピースの裏彫り、指板削り、駒の高さ・オーバーザッテルの溝調整をしました。
指板の反りは、駒の高さ・オーバーザッテルの溝のセッティングにとても影響のあるところです。指板がしっかりした楽器は駒などもギリギリのセッティングができるので、調整後弾いてみると弾きやすさが全然違うのが分かります。

uraita-ryuki
今日はヴァイオリンのニス修理、親方が製作中のヴィオラの裏板の隆起の粗削りをしました。
裏板は厚みなどを見ながら豆ガンナで削っていきました。ただ、この豆ガンナも、まだ作業をしながら少しずつ調子を調整していかなくてはなりません。

tp-urabori
今日はヴァイオリンの駒の高さ・オーバーザッテルの溝調整、テールガット・顎当ての調整、それから、また別のヴァイオリンのテールピースの裏彫りなどをしました。
今日削ったものは高級なテールピースで、もともとの作り・材質共にとても良いものでした。

今日はヴァイオリンのペグ・顎当て交換などをしました。
今日取り付けた顎当ては金具の部分がチタン製のもの(軽量タイプ)でした。一見普通の顎当てと変わらないように見えるのですが、チタン金具のものは部品代だけでもかなり高価なものです。
この様な部品はテールピースの裏彫りなどと同様に、ただそれだけをやってもその効果はなかなか楽器の音に出にくいものです。しかし、調整の方向性に合わせて的確なところで用いた場合には、明らかな効果として音に現れるのが分かります。