2003年6月

vn-klotz
今日は親方の次の新作ヴィオラのためのインネン・フッターライステンを仕上げ、それに引き続きヴァイオリン用のインネン・フッターライステンの製材をしました。
それから、親方の新作ヴァイオリンのクロッツ(ブロック)の製材もしました。ここで正しく製材することは、後の工程の加工精度に大きく影響するそうです。

r-nisu
今日の午前中は、ヴァイオリンの駒の高さ調整、ニスの修理、顎当ての角度調整をしました。
午後は、ヴァイオリンの駒の高さ・オーバーザッテルの溝調整、魂柱調整、それから、また他のヴァイオリンの駒の高さ調整などをしました。
ニスは、頻繁にこすれる部分など徐々にはげてきてしまいます。こういう部分は、ひどくなると完全にニスの層が無くなってしまい、汗や汚れが木に染み込んでしまいます。
そうなってしまう前にニスの修理をしておくことは、楽器本体を痛めない為にも重要なことのようです。

今日はヴァイオリンのオーバーザッテルの溝調整、魂柱調整、それから、もう一つのヴァイオリンのニス修理、チェロのテールピースの裏彫り、駒の高さ調整などをしました。

fl-seizai
今日はチェロのニス修理、親方の次の新作ヴィオラの為のフッターライステン(ライフェン、ライニング)の製材、それから、親方が製作中のヴィオラの裏板の厚みを削りました。
フッターライステンは1本の楽器に対して12本必要(上の写真のように長さの異なるものを各4本ずつ)なのですが、それぞれ、厚み・幅をきっちり出さなくてはいけないので、結構大変でした。製材時にはただの板っペラですが、後には熱で曲げられたりしていくものです。
uraita-atumi

cl-ecke-be
今日はチェロのエッケ(コーナー)の修理、それから、親方の新作ヴィオラの厚み削りをしました。
修理したチェロのエッケは破損部が残っていなかったので、新たに作り直しました。まず、楽器の木目とできるだけ自然になるように木を足し、エッケを形成していきました。
無くなってしまった部分を新たに作る場合、その楽器をよく観察することで、その部分をどう作り直すべきか?(元々どの様な形だったのかな?とか)を考えていきます。こういった時には、よりきっちりと作られた楽器の方が、その部分を推測しやすいという意味で修理しやすい(迷わないですむ?)のかもと思いました。
エッケ形成後、ニスも塗り始めました。
cl-ecke-af

今日はチェロのニス修理の続き、それから、親方が製作中の新作ヴィオラの厚み削りの続きを少し、ヴァイオリンのテールピース・顎当ての裏彫り加工などをしました。

今日はチェロのニス修理、ヴァイオリンの駒の高さ調整、オーバーザッテルの形成・溝調整などをしました。
それから、ヴァイオリンのレッスンにも行ってきました。