2004年11月

04f-mokuzai
5、6、7日と弦楽器フェアがありました。例年通り、前日の準備から手伝いにいってきました。
今回、フェアで初めて自分の木材を買いました。初日に裏板・横板・ネック材を買い、2日目も他の業者で表板材を選びました。
これらの木材は買ってすぐに使えるものではないので、今から少しずつストックして乾燥させます。
それから、今年のフェアでは、ヴァイオリン製作家・研究家であるエリック・ブロット氏の講演会も聴くことができました。
「近代イタリアのヴァイオリン製作芸術~ピエモンテ派(トリノ派)~」と題して、PressendaやRoccaに代表される19世紀から20世紀にかけてのトリノ派ヴァイオリン製作のスタイルについてスライド写真と共に解説いただきました。
講演会を聴くといつも思いますが、たくさんの楽器に触れそれらを研究している方が、楽器をどの様な見方をして、それをどうとらえているのかというのは、とても興味深いです。

z-kakou
今日はヴィオラのネック上げ修理、親方の新作ヴァイオリンのツァルゲ(横板、側板)を定盤の上で直角を見ながら削り、ラインを整えていく作業の続きなどをしました。
それから、今日はヴァイオリンのレッスンもありました。

今日はヴィオラのネック上げ修理の続き、親方の新作ヴァイオリンのフッターライステン(ライフェン、ライニング)のペーパーがけなどをしました。

今日はヴァイオリン弓の革の巻き替え、毛替え、親方の新作ヴァイオリンの表・裏板材の平面だしなどをしました。
それから、今日ヴァイオリンの表・裏板接着に使うクランプが出来上がりました。

ura-ara
今日はヴィオラ弓の毛替え、親方の新作ヴァイオリンの裏板の荒堀りなどをしました。

今日はヴァイオリンのテールピースの裏彫り、指板の反り・駒の高さ・オーバザッテルの溝・ペグ・魂柱などの調整をしました。

今日はヴィオラのニス修理、親方の新作ヴァイオリンのネック(ハルス)材を製材し、切り抜きの準備をしました。