2004年12月

neck-out
今日は親方の新作ヴァイオリンの切り抜いたハルス(ネック)のアウトラインをだしていく作業をしました。
側面に対して直角を見ながら削っていくのですが、シュネッケ(スクロール)の奥まったところなどは削り難く大変でした。

今日はチェロのエンドピン穴埋め直し、それに伴うニス塗り、それから、ウンターザッテルの作り直しなどをしました。

vc-nisu
今日は、ニスが落ち白木の出てきた部分に黒く汚れが入ってしまったチェロのクリーニング(写真はクリーニング後です。ちなみに、木を削って汚れを落とすわけではありませんので、ご安心を)、そのニス修正、ヴィオラ弓の毛替え、それから、親方の新作ヴァイオリンのシュネッケ(スクロール)の粗削りなどをしました。
頻繁に手などで触れる部分は、どうしてもニスが落ちてしまいます。ただ、それが進み木の地が出てしまうと、そこに汗や汚れが染み込んでしまいます。
そうなると、なかなか完全に汚れを落とすことは難しくなりますし、ひどい場合には楽器が変形してしまうこともあります。
楽器の痛みを最小限に抑えていく為にも、ニスが無くなってしまった場合は、できるだけ早く適切な処置をするのが大切です。

今日はヴァイオリン弓の毛替え、親方の新作ヴァイオリンのハルス加工の続き、裏板のホーケル(ホルケレ、スクープ)を彫る作業をしました。