最近の投稿
月別
- 2018年9月 (1)
- 2016年12月 (1)
- 2016年11月 (1)
- 2016年10月 (2)
- 2016年7月 (3)
- 2016年6月 (3)
- 2016年5月 (1)
- 2016年3月 (1)
- 2016年2月 (1)
- 2016年1月 (1)
- 2015年11月 (3)
- 2015年10月 (2)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (2)
- 2015年7月 (1)
- 2015年6月 (6)
- 2015年5月 (2)
- 2015年4月 (3)
- 2015年1月 (2)
- 2014年12月 (1)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年7月 (2)
- 2014年6月 (1)
- 2014年5月 (1)
- 2014年3月 (2)
カテゴリー
- ヴァイオリン (46)
コントラバス横板割れ修理(陥没引き出し)
2014年03月09日(日)
現在、横板陥没割れ修理中のコントラバス。横板は合板でできているタイプ。
楽器の修理は、お客様のお預け可能な期間やご予算によって、とるべき最適な修理方法をその都度考えるようにしています。今回は、表板を取り外したりはせずに、楽器の外側からいかに直すかという内容になっています。
まず、内側に凹んでしまった横板を慎重に引き出す作業。
ワイヤーを耳から入れて鼻から出す曲芸・・・いやいや、陥没部に小さな穴をあけて、ワイヤーを通しF字孔から抜き出します。
外側には、ワイヤーをリールのように巻き取る道具を取り付け、楽器内部に当たる側には、適当な大きさの木片を取り付けます。
これらを使って、今回、横板の引き出しと内部に割れの補強となるパッチも取り付けました。
その後、失われた合板化粧板部分をパズルの要領で作り、曲げて、接着しました。
現在作業は、ニスのリタッチをしています。