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- ヴァイオリン (46)
◆みささの勉強会へ行ってきました。
2016年03月31日(木)
今年も鳥取ヴァイオリン製作学校で行われました、みささワークショップに参加してきました。
講師のピーター・ベア氏(ピーターさんは、世界的鑑定家のチャールズ・ベア氏の息子さんにあたります)や、他多くの同業者の皆さんと技術交流をしながら一緒に勉強して参りました。
ワークショップ期間中は、技術的な意見交換はひたすら盛んに行われて、今回もたくさん学ばせていただきました。
一つピーターさんが話して下さった中で、自分もとても印象に残った内容がありましたので、ここでご紹介させていただきます。
今イギリスで起こっている面白い現象という話題だったのですが、イギリスのロイヤルアカデミーの学校に現代の新しい楽器のコレクションを作ろうと、大きな寄付をした女性いるそうです。
その楽器コレクションは、「①楽器のない学生に弾かせてあげる」という目的ももちろんなのですが、「②学生達に完全に新しい楽器も良いんだよということを理解させる」というのも大きな目的としてやっているそうです。
音大の学生が音大を出て世の中に出て行く時に、上の世代の人達から「古い見た目の楽器じゃないと(ダメよ)ね。」ということを言われても、それがプレッシャーにならないようにという教育をしていくという明確な意図があってのことだそうです。
実際、このコレクションが学校で良い方向に働いていて、若い人達だけではなく、年上の教授の先生の方も「新しい楽器、いいね。」というマインドに移ってきているらしいです。
交換される技術の一つ一つも、自分にとっては非常に有用なことなのですが、こういった世界の状況までは、今まで自分は窺い知れなかったので何より刺激になったお話でありました。また、大変励みにもなりました。