◆新入荷 BAM VIOLIN CASE のご紹介

2016年07月14日(木)

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フランスのケースメーカーBAM のヴァイオリンケースが入荷しました。

 

St. Germain (Saint-Germain / サンジェルマン) シリーズのViolin Case Classic III です。BAM によるこのケースのコンセプトは ” Classic Elegance “。

 

ここは一つ、ちょっと雰囲気を変えるべくエレガントなケースなどいかがでしょうか。

 

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肩当てが、ケース外側から開閉できる奥行きのあるポケットに入れられるようにデザインされています(実は、ケース裏側にもさらに容量のあるポケットがもう一つ付いています)。

 

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市場にある2万円以内から5万円くらいまでの価格帯のケースを見回してみると、作りや質感が楽しめる(持っていてちょっと嬉しいというような)ケースがなかなか無くて、自分的にはさみしく感じられる昨今・・・このケースは、ちょっと異彩を放ってくれていましたので、今回セレクトしてみました。

 

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取っ手や金具、ケースを立てた時などに機能するゴム足などにも独特な存在感を持たせているのもBAM ならではという感じです。

 

ケースにも何か違いをお求めの方に是非おすすめです。

 

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ちなみに、現在工房には、グレーとブルーがございます(ご希望に応じて、他のカラーもご用意できます)。

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ご購入希望の方には、楽器用ドライペットをお付けいたします。その他のラインナップや価格等もお気軽にお問い合わせ下さい。



◆紫外線照射時の蛍光

2016年07月09日(土)

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先日、いくつかのパターンで熱処理したロジンを観察した様子を少し書きましたが、それらをヴァイオリンのオイルニス化する前にそれぞれの樹脂の特性をもう少し知る為、まずはただバルサムテレピンで溶解した各ロジンを実際に塗布して(乾燥もさせ)、プリンスに捧げるべく紫外線照射環境での蛍光を見てみました。

 

鉄と錫は対照的なくらい蛍光に差があることを確認。これだけ特徴的な蛍光を示してくれると、それぞれ用途の使い分けを考えていくのが、おもしろいかもしれないなぁ。

 

以下、参考書類を眺めてみる・・・。

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◆そしてバルサム系の実験へ

2016年07月06日(水)

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ロジンの加熱処理の実験をしばらく続けていましたが、次は、今まで自分は試してみたことがなかったバルサム系の熱処理の実習をいくつかこなしていきたいと考えています。

 

いろんな意味でコスト高な樹脂にはなりますが、仕上がった色の感じは期待できそうな感じです。