2004年7月
今日は、ヴァイオリン弓の毛替え、親方の新作ヴィオラのランド削りなどをしました。
それから、少しずつ作ってきた自分のヴィオラ用の弓の方は、ヘッド部のクサビ穴を仕上げた後、銀線・革を巻き、ようやく出来上がりました。今日はその弓に毛を張りました。
弓を一から作ってきたわけですが、これもあくまで単に弓を作れるようになる為にというより、実際に作って初めて分かることを勉強する為と言った方が正しい気がします。
というのも、弓製作家の製作法ではもっと各工程で専門家ならではの道具を使いますし、それに伴ってですが、より合理的(もちろん、良い意味でです)な方法で作業しているはずだからです。本当の意味での弓製作は、また少し違うレベルであるということです。