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レーキ顔料作り
2015年11月06日(金)
やろうやろうと、しばらくそのままになっていたレーキ顔料作りをしました。まず手始めにインド茜から赤色の顔料を作ってみました。茜は色を抽出する前に酢酸で下処理をしておきます。
アルコール抽出した茜の色素(写真奥左)と、通常水に溶けないロジンをアルカリ溶液で溶かしたもの(写真奥右)、そして明礬(写真手前中央)を用いました。
続いて、同様にして(とはいえ、水抽出ですが)コチニールでもレーキ顔料をつくってみました。
顔料が生成して沈殿し始めた様子です。
上澄みを捨てて、沈殿を洗っていきます。
最後の洗浄が終わり、再びできた顔料が沈殿してきた様子です。
完成したレーキ顔料です。写真左がコチニールで写真右が茜です。
実際のニスで試すのが楽しみです。
こちらは、ちょっと番外編でシルバーウィークに子供たちと草木染をして遊んだ様子です。まるまる休みを取ってあげられなかったのだけど、晩に2色(茜・コガネバナ)、朝に2色(ビワの葉・タマネギ)という感じでシルクを染めました。
上のムスメは、水や染料となる素材を量ったり随分お手伝いをしてくれました。
染まったシルクのスカーフ。右から、タマネギ、ビワの葉、コガネバナ、茜。
実は、草木染もレーキ顔料も基本は同じ化学反応を利用した技術なのがおもしろいです。
インド茜、コチニールと、とりあえず基本となる明礬での媒染が出来たので、現在、黄色系や茶系、他の金属での媒染も実験中であります。